筋肉を使うと静脈が刺激、圧迫され、血液を心臓へ送る(お乳からミルクを絞るというイメージにちなんで、ミルキング・アクションといいます)働きが活発になります。
足には身体の筋肉全体のなんと2/3もの筋肉が付いています。 つまり、足を使うことはその筋肉量の多さから、効果的に身体全体の血流を促進することになるのです。
逆に歩かない、運動しない、移動は楽チンな車のみ、という習慣が何を招くか、お分かりですよね。
アインシュタィンもお散歩マニアでした。
足と脳は最も遠く離れています。関係も薄そうです。
しかし、昔から科学者や哲学者が散歩の途中で、すばらしい発明の糸口や、問題の解決方法を見い出した話をよく聞きます。
実は最近の研究で、この最も遠く離れた二者が密接に関連しているのでは、という可能性がとりあげられています。
足の裏は内臓をはじめ、脳に近い部分のさまざまな器官を刺激するツボが集中しています。
また身体全体の筋肉の2/3をしめる脚の筋肉は、血液やリンパ液を循環させる「身体のポンプ」としても重要な役割を担っています。
つまり、脚を使い足の裏を刺激することは、脳につながるツボを刺激し、脳に新鮮な血流を送ることにつながっているのです。