今に残る最古の人類の足型は、今から400万年前のもの。
はだしで生活していた彼らの足は、幅広で指が開き、土踏まず見事に切れ上がった、まさに安定感のある歩くための足です。
それに比べ、くつに締め付けられた現代人の足は、ささいなことでつまずいたり、転んだりする、いわばひ弱ともいえる形をしています。
そのことが、大きな事故や寝たきりという、事態を招くことがあります。
また軽い場合でも、使われない筋肉がこり、血行不良から、むくみや冷えの原因にもなっています。
無論、舗装された固い地面を歩くときには、足の裏、特にかかとに大きな衝撃がかかります。
そのため、靴底のクッションも大切ですが、せめて室内では、はだしに近い足の動きを再現する、布ぞうり(布わらじ)で足本来の機能を取り戻してください。
また、長距離ランナーの足がそうであるように、引き締まった足首、ぜい肉のないふくらはぎの為にも、足を使うことは効果があります。